古着屋KAKKO は、現在準備中です。

2021/05/13 21:58

2か月ぶりにこんにちは、千明です。このサイトでブログを見ている人は、少なからずお店の古着に興味があるか、SEOでワードが引っ掛かったか、私の知り合いがこっそり見に来ているかのどれかだと思う。でもまあ服に全くの興味がない、というわけではない人がこれを読んでいると勝手に決めて私は小さいころの記憶を遡る。





私は小さいころ、女の子らしいワンピースを着せられていた。薄い水色のファミリアのちょっと高めの、ふわっとしたワンピースに白いボレロ。コンサートに来ていくかのようなチェックのワンピース。母親がデパートで買ってきたり、祖母が夏と冬に送ってきたのであったりとにかく多かった。小2の時クラスの女の子にかわいいといわれて、くるくる回転したのは人生で最初の黒歴史だ。かわいいのは服であってお前ではない。

けど、だんだんそういった服から一旦デニムにTシャツ、キャミワンピなどいきなり小ギャル(=小学生ギャル)のような服装ばかりになる。私が毎日外で遊んだり、習い事でバタバタしてすぐに服がクタクタになってしまうからだ。お嬢様のようなワンピースは育ち盛りの小学生には向いてなかった。

そんな中、5年生にもなると女の子はみんなだんだん大人っぽくなってくる。私も着替えては家を出る前に「これでいいか」と母親に毎回訪ねた。弟が生まれて忙しかったから、多分そんなに見てなかったんだと思う。お気に入りだったピンクのパーカーを週に3日ぐらい着てても気づかない時もあった。
それは友達にも勘づかれていた。「それよく着るよね」の一言。なぜかめちゃくちゃ恥ずかしかった。



たしかにーー!!!!えー!!私服これしか持ってないみたいじゃん!!!!!!




確かに周りの子は毎日違う服を着ている。いや、多分そういう風に見えていただけ。しかし小学生特有の謎のプライドが生まれ、その日から毎日違うコーデを組むことに夢中になる。初めて雑誌「ラブベリー」を買う。あまり着てなかったタンスに入ってた服を全部出して、組み合わせた。これ…意外とイケるじゃん…と発見するのも楽しかった。もともとラブ&ベリーやきらレボが好きだったけど、自分の服に興味を持ち始めたのはこれがきっかけだった。

そしてついに竹下通りに行くというビッグイベントが起きる。当時旋風を巻き起こしていたソラドのピンクラテとか、レピピとかとにかく見漁って一番気にいったロンパースをお年玉で買った。嬉しすぎて1週間着ていけなかった。初めて自分のお金で買った服は今はもう手元にないけど、記憶の引き出しの一番手前においてある。



とまぁ自分の服に興味を持ち始めた時の記憶なんてこんなもんだ。今はお金を稼いだら欲しい服は大体買えるし、同じ服を違う服に着まわす方法もなんとなく掴んでいる。だけど今思い出して笑ったのは同じ服を着て恥ずかしい!って思ってた自分。それだけお気に入りの服を持っていたのに、恥ずかしいなんて今の自分のポリシーに反する気がした。大好きな1着をたくさん着て恥ずかしいと思うことはないぞ、それだけ他とは違う個性になる。

私は今一生大事にしたい1着を探しているけど、なかなか見つからない。だから、多少くたびれても大好きだったあのピンクのパーカーを着ていた自分が少しうらやましい。
いつかあの頃と同じような大好きな1着とどこかで出会えるように。