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2021/02/24 00:43

こんにちは
今日はいつものスタッフ松本くんに代わって、これまたスタッフの千明が自由に書いていきます。これでチギラって読みます。

って言っても「もっと自由に好きなようにブログを更新して」と言われたところで、案外何を書けばいいものか思いつかない。
なので今回は適当に自分のことを語りつつ、好きな事や価値観を勝手に書いていこうと思います。


私の一番古い記憶をなんとなく空き時間に辿ってみると、3歳の時に洗濯カゴの中に入っていることだと今気づいた。
カゴの中にすっぽりと入って当時住んでいた広島の、海の近くにある家の庭を眺めているのだ。
庭にはたくさんの花が咲いていて色鮮やかで、春には暖色の、冬には寒色と言った季節を目に見えさせるような花でたくさん埋まっていた。

私が色彩に関して興味を持ったり、“色”を意識するようになったのはこの頃からなのだろうなと今更実感した。

そして、私が住んでいたところはいわゆる坂の上で、瀬戸内近くの小さな町だった。
高台から海が見えて、塩のにおいがして、潮風のせいでよく髪がガビガビになった。私の髪の強さは遺伝8割、そして広島の塩風2割でできている。


住んでいたのはほんの3年程度だけど、あの時に見えていた海の記憶はキラキラとしていて、プランクトンの汚れだとか、砂浜のごみとか一切見えていない。今では砂浜のガラスの破片を踏みそうになって、危ないななんて思うこともざらだ。
そのまま親の転勤で東京に出てきて、海に行くということは当たり前の日常から夏の旅行の一つになってしまった。

私の中で海は自分が初めて見た「きれいなもの」という記憶を作ってくれたもので、でも21になるとゴミだとか、汚染だとか、赤潮だとか余計な知識のせいでどんどん澱んでいく。
まぁそんなことは年を重ねれば当たり前のことなのだけれど、その中で映画だけは変わることのない海の美しさを映し出してくれている。

特にアニメーションは色あせずに何年経っても同じ景色を見せてくれるから、もうお気に入りの2つを勝手に紹介しちゃおっかなと。

一つ目は『魔女の宅急便』で、さっそくジブリかいなんて思われてるかもしれない。
さっそくどころか、今回紹介するのはダブルジブリなのであしからず。

魔女の宅急便の海は実は日本じゃないって知っています??実はあれクロアチアとスウェーデンの海沿いの街を混ぜた景色らしい。
日本のアニメの巨頭のようなジブリだけど、大体舞台になっているのが海外ってどんな皮肉だよなんて思ってしまいますね。でもだからこそ海外の海に憧れたりもするのかも。フィクションの中でしか見たことが無いから。

でもまあ、確かに荒波の日本海の上を魔女が飛んでたらなんかカオスだからまぁいいのかもしれない。

この映画の海は、結構色が濃いというか波が少なくてどちらかというと影みたいな漆黒が見られるんですけど。
それって多分空を飛んでいる視点だから、かもめとか魚の影が映っているのかな―なんて思ってます。幻想的。一度ほうきで空を飛んで海を上から覗いてみたい。

二つ目は『海がきこえる』で、もはやタイトルに海が入ってるんだけど、作品自体はそんな海は出てきません!!
1993年に公開されたこの映画、今の私たちが感じることのない距離感、連絡、一度離れたらもう二度と会えないようなそんな消えちゃいそうな青春を感じさせてくれる。そして彼らのもう戻れないあの時を思い出させてくれるのは、やっぱり海だった。

『海がきこえる』の海は、魔女宅と違って白が多くてキラキラしているのが分かるでしょ。
これね、絶対初恋効果なんですよね~~~~~~。そうじゃなきゃ高知の瀬戸内が17歳の時にこんなキラキラして見えない。瀬戸内の荒れた海を知っている私が言うので本当です。

そんな高校生でしか見られない海を、この映画を観ている時だけは思い出させてくれる。


たまには海をぼーっと見てみるのはいいのかもしれない。
そう気づく21、2月の4週目。